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トップ>トピックス>新銀行東京問題 |08.11.02

新銀行東京 元行員ら詐欺容疑で逮捕  5千万円不正融資 背景に都の課題計画

 経営破たん状態にある新銀行東京(本店・新宿区)に、営業実態のない会社に決算報告書を改ざんして提出するなどして5000万円を不正融資させたとして、警視庁捜査2課などは10月27日、元行員、青木千代美容疑者(56)=町田市=とコンピューターソフトウエア会社「アシストプラン」(大阪市)の会長で元暴力団組員大丸正志容疑者(46)=鳥取市=ら7人を詐欺容疑で逮捕しました。同課は、ほかにも不正融資があるとみて捜査しています。
 新銀行東京は石原知事の肝いりで、都が1000億円を出資して05年設立されましたが、都が押しつけた過大な融資計画やコンピューターによる自動審査というずさんな融資などで、多額の融資を焦げ付かせ、経営破たん状態に陥りました。そのため都は、400億円を追加出資し都民の大きな批判を招きました。
 融資の問題をめぐっては、自民、民主、公明の各都議や知事の特別秘書による口利き、紹介を受けた企業や経営者による献金が明らかになっています。
 ほかに逮捕されたのは、融資先の配管会社「リフレックス」社長諸隈寛容疑者(49)=福岡市=ら。調べによると、青木容疑者は池袋出張所で融資担当だった際、他の容疑者と共謀し、営業実態のないリ社の決算書を改ざんして健全経営を装い5000万円を融資させ、詐取した疑い。5000万円のうち2700万円はア社に、1700万円は大丸容疑者に渡ったと見られ、青木容疑者は手数料として100万円を得たといいます。調べに対し、青木容疑者ら4人は容疑を認め、大丸容疑者らほかは否認しているといいます。

徹底調査と捜査を  共産党都議団が談話

 日本共産党都議団の吉田信夫幹事長は同日、この問題について、コメントを発表しました。
 吉田氏は「新銀行東京は、東京都が追加出資を含め1400億円を投じて設立した自治体銀行であり、このような不正が明らかになったことはきわめて重大」とし、捜査当局と石原知事に対し①背後関係などを含めた徹底捜査②マスコミで報道されている国会議員や都議などがかかわった不正融資について、徹底調査と捜査③石原知事自らの責任を認め、事実を明らかにした上での謝罪④都は金融庁と相談し、預金者保護と中小企業の営業の保証を前提に、新銀行東京からのすみやかな撤退―を求めています。